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磐田に衝撃!MF村井重傷…

- MF村井は痛めた左足をかばうように、松葉づえをついて病院へと向かう
王座奪還を狙う磐田に、左サイドの攻撃の核を失うという激震が襲った。日本代表MF村井慎二(26)が、9日のキリン杯ブルガリア戦で負傷。10日に浜松市内の病院で精密検査を受けた結果、左ひざ前十字じん帯断裂で全治までに6カ月から1年を要する見込みと診断された。今季のリーグ戦出場はほぼ絶望的な状況で、山本昌邦監督(48)の表情にも厳しさが漂った。
松葉づえをついて病院へ向かう村井と、その村井の診断結果を口にする山本監督の表情は一様に厳しかった。左ひざの前十字じん帯断裂。現在残る患部の腫れが引くのを待って、手術を受ける予定で、全治まで最低半年はかかる。今季中のリーグ戦復帰は、ほぼ絶望的な状況だ。
15日のW杯最終登録メンバー発表を前に、最後のアピールの場で不運は起きた。ブルガリア戦前半42分。ジャンプして球をトラップし、着地した際に内側に足をひねった。テレビ観戦していた同監督は「何回もリプレーが流れて、アップが出たときにはビックリした。すぐに協会(サッカー協会)に電話した」と、当時の状況を振り返った。
「磐田にとって長い間の補強ポイントだった左サイド」。昨年、同監督の強い要望もあって、村井は市原(現千葉)から移籍してきた。今季4月8日の東京戦で挙げた磐田移籍後初ゴールは、チーム通算800得点という記念弾にもなり、攻撃的な左MFとしてチームに欠かせない存在となっていた。
昨年5月には左足踵(かかと)骨折で全治3カ月と診断されながら、7月には復帰。8月にはA代表デビューも果たし、W杯出場へ、希望の光が見えるなど順風満帆だった。それがこの時期に生涯初の大けが。村井が絞り出した「しょうがないです」という言葉に、無念さが強くにじんだ。
山本監督は「非常に悲しいことではあるけど、もっと強くなって次のW杯やJリーグにぶつけることで人間的にも大きくなる」と激励。村井に代わる左サイドには、名波や西、船谷などの名を挙げたが、同監督の気持ちの整理がつくまでにも時間は掛かりそうだ。【松本俊】
[2006年5月11日9時13分 紙面から]