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磐田前田、サテライト練習試合ゴール

FW前田は体勢を崩しながらも、足を大きく広げてシュートを狙う
FW前田は体勢を崩しながらも、足を大きく広げてシュートを狙う

 不振にあえぐ磐田に光明が差し込んだ。両足内転筋付着部痛でリハビリを続けていたFW前田遼一(24)が30日、サテライト練習試合・静岡産大戦に前半の45分間、出場。完全復活間近を印象付けるゴールを奪うなど、戦列復帰への視界が一気に開けた。

 春の訪れとともに、苦戦の続く磐田に明るい話題が舞い込んだ。昨年FWカレン・ロバートの13得点に次いで、チーム2番目となる12得点を挙げた前田の戦列復帰が秒読みになった。久々実戦での動きを見守った山本監督からも「明日(今日31日)のリバウンド次第だけど、光が見えてきた」と笑みがこぼれた。

 前半22分。ペナルティーエリア内で、DFのマークをかわしながらドリブルで切れ込み、最後は角度のないところから左足で豪快にネットを揺らした。「今は痛みもないし、練習で対敵はやっていたのでゲーム勘も問題ない」。当初の予定通り45分間だけの出場だったが、復帰への確かな手応えを感じたのは、明るい表情の中に凝縮されていた。

 昨年9月の発症から、リハビリと復帰を繰り返していた。2月のキャンプでも練習試合に出場できるまで一時回復したが、痛みが再発。以降は「焦っても仕方ない」と、下半身強化を中心に練習を続けていた。戦列を離れている間に、システムは4―5―1に変更。この日は1トップとして初めての出場だったが「スペースがあるのでやりやすい」と好感触を口にした。

 システム上の問題もあるが、3月の公式戦でFW陣の得点はゼロ。孤軍奮闘しているカレンも、前回29日C大阪戦で右足首をねんざするなど状況は厳しい。早期復帰を熱望されていた前田は「試合に出たいので、状態が良ければ(4月2日アウエー大分戦に)行きたい」。頼れるストライカーの完全復活が、現在12位と低迷するチームの、巻き返しの布石となる。【松本俊】

[2006年3月31日11時8分 紙面から]

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