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翔洋号泣3年ぶり初戦敗退/高校ラグビー

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長崎北陽台に敗れた東海大翔洋フィフティーンは号泣
長崎北陽台に敗れた東海大翔洋フィフティーンは号泣

<全国高校ラグビー:東海大翔洋7-43北陽台>◇27日◇大阪・花園ラグビー場◇1回戦◇30分ハーフ

 東海大翔洋が3年ぶりに、無念の初戦敗退を喫した。シード校漏れした中で1、2を争う強豪の長崎北陽台(長崎)に7-43。前半5分にCTB望月航(3年)が先制トライを挙げて勢いに乗るかと思われたが、その後は7連続トライを許して完敗した。7回目の花園で、同校史上最重量FWも力を発揮できなかった。この悔しさを糧に来年、再び目標のシード校撃破に挑んでいく。

 芝生の上に、翔洋の選手が次々と崩れ落ちた。誰の目からも、大粒の涙が止まらなかった。1度は「行ける」と思った試合。それだけに、悔いが残っていた。本多茂監督(50)は「チャンスの芽はあったんですが、球運がなかった。神さまが味方してくれなかったかな」と唇をかみしめた。

 翔洋の流れだった。前半5分にCTB湯川一希(3年)の突破で好機をつくり、流れるようなパス交換から望月航が先制。「これで乗っていける」と誰もが思った。だが、楕円(だえん)球は気まぐれだった。

 6分後、相手の苦しまぎれのキックが、ただ1人詰めていた相手WTBにはね返った。“不運”で同点にされると、前半終了間際にラインアウトからモールを押されて逆転された。焦った後半は後手に回る。NO8山田純也(3年)や湯川がゴール目前に迫ったが、ノックオンなどで逸した。「意外と簡単に先制できて油断しちゃったのかな」。SH岡部勇哉主将(3年)は真っ赤な目で言った。

 「強み」へのこだわりも裏目だった。プロップ岩崎祐太(3年)を中心に1年半、選手は練習直後に1食600円の学食を食べ続けた。“増量作戦”効果で、平均体重89・1キロは出場51校中9番目の重さ。25日の練習では、昨年優勝の東海大仰星を押し返しもした。そんなFW中心の意識が、先制点のようなパスに移るタイミングを遅らせた。本多監督は「重いことが、かえって中途半端にさせてしまったかな」と悔やんだ。

 シード校撃破を目標にしてきた1年。来年度のFWは平均80キロ前後と「いつもの翔洋」に戻る。「今度こそ、シード校撃破を」(湯川)。思いは後輩に引き継がれた。【今村健人】

[2007年12月28日12時40分 紙面から]

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