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聖隷リベロ渡辺、覚悟の復帰
<07青春佐賀総体>
バレーボール男子の全国高校総体は29日にグループ戦が開幕し、8月1日に決勝戦が行われる(女子は8月3日からで決勝は6日)。3年ぶり5回目の出場となる聖隷クリストファーは、29日に市尼崎(兵庫)と初戦で対戦。左すねを痛めているリベロ渡辺徹(3年)が県大会準決勝と決勝、東海大会に続いて出場する見込みだ。粘ってつなぐ聖隷バレーの中心として、グループ戦突破に貢献する。
全国での躍進へ向け、渡辺が再び覚悟の復帰を果たす。左すね痛で別調整中だが、田川明浩監督(40)は「1年から出ていてキャリアもあるし、指示も出せるリベロ。全国で間に合うように、ギリギリの調整をさせます」と起用に前向き。渡辺も「足が折れても出たい」と意欲十分だ。
昨年12月に、痛みは突然襲ってきた。1カ月間の休養で一時は治まったが、練習合流後に再発。それ以降は球拾いなどでサポート役に徹しながら治療を続けた。「早くやりたいと思っていました。普段もすねをぶつけないよう気を付けていました」。バレーができないストレスは、愛犬コテツと遊んで紛らわした。
それでも要所では起用されてきた。県大会では準決勝と決勝に強行出場。いずれも試合2日前から練習し、当日は痛み止めを飲んだ。ゲーム勘が心配されたが、経験豊富な渡辺には関係なし。田川監督が「僕の考えていることもよく分かってくれている。いるといないとでは違う」と言うように、下級生主体の若いチームに落ち着きを与えた。
昨年は清水商が8強入りした。渡辺は「昨年を超えたい。僕はレシーブを決められた位置に返すだけです」と静かに闘志を燃やす。「総体で3年生はいろんな思いがある。ここ一番の集中力がある。そのために3年間やってきたはず」(田川監督)。粘ってつなぐ聖隷バレーの生命線が戻ったチームが、まずはグループ戦突破を狙う。【浜本卓也】
[2007年7月19日11時33分 紙面から]
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