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東レ、地元2連戦も今田が中心
バレーボールV・プレミアリーグは残り8試合。2位の東レは10日から地元静岡でNECと2連戦を行う(10日=県武道館、11日=三島市体育館)。昨季は16試合10セットの出場に終わったレフト今田祐介(26)は、ここまで20試合77セットに出場し、アタック決定率でもリーグ4位。昨季の悔しさとボールをつないでくれる仲間への感謝を忘れない今田が、地元戦でも東レの全員バレーの中心となる。
試合を重ねるごとに、今田の存在感は増すばかりだ。今季は全試合に出場し、アタック決定率では東レのスーパーエース・ニコロフを上回るリーグ4位の好成績を残す。それでも今田は「いいレシーブ、いいトスがあってこそ。最後に打つ人間が決めているだけで数字は関係ない」と無関心だ。
この言葉は謙そんではない。連覇を狙った昨季は、ベンチを温めることが多かった。「出来が悪い印象がついちゃっていましたね。少し腐っていましたよ」と心境を打ち明ける。自然と仲間のミスに目がいきがちになった。「応援しないといけないのに、悪い言葉しか出てこなかった…」。
その経験があるから今の今田がある。全体練習後にも居残り練習に明け暮れる選手たちをみて「自分も頑張らないと」と気を引き締めてきた。試合に負けたとき「出ていない選手たちが、負けてもいい言葉をかけてくれる」と励まされ「1人じゃないんだ」と感謝した。「1人が良くても勝てない」。練習で全員と話をしてコミュニケーションを取る姿は、団結力の重要さを知った何よりの証拠だ。
優勝争いも佳境に入り、矢島久徳監督(39)は「どこも疲れがあるしチーム力が大事になる」と話す。NECは今季初黒星を喫した相手だが、今田は「うちの細かなバレーをきっちりできれば」と言い切った。「地元だから勝たないといけない」(同監督)。「みんなでカバーし合って、来てくれる人に恥じないゲームをしたい」(今田)。2季ぶりVへの手応えを確かなものにすべく、一致団結して地元で連勝をもぎ取る。【浜本卓也】
[2007年3月10日11時55分 紙面から]
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