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御殿場富士岡準V頂点まで4秒/中学駅伝

- 悔し涙を流す御殿場富士岡の左から1区湯田、2区小林、4区大石
<全国中学駅伝大会>◇16日◇山口県セミナーパーク◇男子6区間18キロ、女子5区間12キロ
誇れる2位だ。女子の御殿場富士岡は3区山崎楓(2年)の区間賞を獲得する力走など全員が好走し、41分02秒で全国2位となった。メンバー5人中3人が2年生なだけに、来年につながる価値ある結果となった。男子の長泉北は58分33秒で16位だったが、2区田村拓真主将(3年)が22人抜きで区間賞をマークする快走を見せた。
頂点まで、あと少しだった。優勝した伴中(広島)から遅れることわずか4秒、アンカー磯崎麗渚(3年)は無念さをにじませながらゴールした。「目の前にいたのに負けてしまったのが、ものすごく悔しい」。仲間を見るとみるみる顔がゆがむ。泣きじゃくる選手たちに「胸を張って帰れよ」と笑顔で声を掛けて回った萩倉史郎監督(47)は「優勝を目指して1年間やってきたから悔し涙だと思う。でも、よくつないだ」とねぎらった。
全員で勝ち取った価値ある2位。中でも輝いたのが3区山崎だ。「とにかく1つでも前に行かなきゃって必死でした」。10位でたすきを受けると順位を一気に上げて5位でつないだ。区間賞の力走で、萩倉監督を「立派な走りをしてくれた」と喜ばせた。
悔しさをバネにしてきた。昨年は補欠で「すごく悔しくて1年間頑張ってきた」。毎日目玉焼きを食べてたん白質を多めに取るなど、走りのためなら何でも取り組んだ。大会2週間前の2000メートル走では、エース湯田佐枝子(2年)を抑え3本すべてでトップ。「先生が『調子いいな』って言ってくれてて、先生を信じて『調子いいんだ』って思っていました」。県予選ではスクリーンに映る自分を見て「どきどきした」と照れた少女は、心もうまくコントロールし、全国で堂々とした走りを見せるまでに成長していた。
優勝こそ逃したが、山崎を始め、湯田らはまだ2年生だ。磯崎が「頑張って来年は1位を取って欲しい」と3年生の思いを代弁すれば、湯田も「先輩の分も来年につなげないと」と顔を上げた。「一から出直します」(同監督)。この2位を全国制覇につなげるため、御殿場富士岡はこの日からまた1年間、挑戦を続けていく。【浜本卓也】
[2006年12月17日11時10分 紙面から]
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