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藤枝東卒業式で河井「一生の仲間」
県内各地で1日、高校の卒業式が行われた。全国高校サッカーで準優勝した藤枝東の3年生ベンチ入り12人は、進路が決まっている選手全員がサッカーを続ける予定で、卒業式後には壮行試合を行った。J2甲府のDF吉田豊(静岡学園3年)は、母校の卒業式でプロ生活での決意を新たにした。棒高跳びの日本高校新記録を樹立した浜松市立・笹瀬弘樹(3年)も、北京五輪出場へ意欲を見せるなど、それぞれの誓いを胸に巣立っていった。
藤枝東は全国選手権で5得点を挙げ、一躍、時の人になったMF河井陽介が老若男女にもみくちゃにされた。ここ1カ月“フィーバー”が収まらず「変な行動ができなくなった。下ばっかり向いて歩いてます」。この日も、卒業式後1時間を超えるサイン攻めに合ったものの笑顔で応対。「こんなにサインしたのは初めて」と照れた。充実した高校生活には「みんなともうサッカーできなくなると思うと寂しい。一生の仲間です」と振り返った。
DF村松大輔はホンダFCに進むが、そのほかは全員が大学でサッカーを続ける。DF鳥羽亮佑前主将は「これからサッカーでライバルになると思うと楽しみ」と、仲間との大学サッカーでの対戦に胸を躍らせていた。
静岡学園の吉田が新たな1歩を踏み出した。卒業式後、「徐々に卒業の実感がわいてきた。少し寂しいですね。でもこの3年間で、サッカーで上にいくために必要なことを学べたと思います」と感慨深げに振り返った。
すでに甲府で練習に励んでいる吉田。1月の3年生を送る会で、井田勝通監督(65)から「プロは厳しいぞ。3年間学んだことをぶつけてこい」と激励された。この日も同級生から「プロすごいね」と声をかけられた。「1試合でも多く試合に出て、今までお世話になった人たちに見てもらいたい」と活躍を誓った。今日にはチームに合流し、新たな目標に向かって日々練習に励んでいく。
浜松市立の笹瀬が感慨にふけった。チームメートの渡辺諒(3年)が、男子1期生として入学してからの苦労を話した答辞に「うるっときました」と目頭を熱くした。「あっという間でした」という高校生活の思い出として、わずか創部3年目で達成した昨夏の全国総体総合優勝を挙げた。今後は早大に進学。棒高跳び専門のコーチがいないため「1人立ちしないといけない」。最大目標は北京五輪出場。日本代表入りには、自己記録(5メートル41)を29センチ更新するA標準の5メートル70が必要だが「跳ばないと出られない。跳びます」と力強く宣言していた。
[2008年3月2日12時4分 紙面から]
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