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磐田MF太田が“両刀遣い”に挑戦

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完全合流したDF鈴木(右)と競り合うMF太田
完全合流したDF鈴木(右)と競り合うMF太田

 J1磐田のMF太田吉彰(24)が“両刀遣い”を目指す。鹿児島キャンプ3日目の7日、右サイドを本職とする太田は、今キャンプ中に左サイドにも挑戦することを宣言した。今季は、広島から日本代表MF駒野友一(26)が新加入し、サイド競争は激化する。両サイドをこなせる駒野に負けじと、太田もプレーの幅を広げ2年連続の開幕スタメンを死守する。

 右サイドだけに張り付いてはいなかった。最後に行った9対9。太田はバランスを見ながら、すきあらばポジションチェンジしてピッチの中央でもボールを受けた。キャンプ初日の紅白戦でも、試合中にMF藤井と入れ替わって左に回っていた。右一辺倒に近かった昨季からの意識変革。「今年は右だけじゃなく、左にもチャレンジしたい。バリエーションを増やしていきたいんです」。力強く言い切った。

 新たに駒野が加入する今季、危機感は人一倍強い。毎日午前に行うフィジカル練習では誰よりも飛ばし、ダントツの身体能力を見せる。だが、当の太田は「(自分が)走れることはみんな分かっているし、そこではアピールにならない」。実戦がすべて。だからこそ自身で考えて、左サイドにも挑戦する決意を固めた。「駒野さんを意識する、しないでなく、自分のことだけを考えたい」。周囲の雑念を振り払った。

 開幕戦の柏には、兄圭輔が在籍。兄弟対決は、もちろん視野に入っている。その先には、候補で終わったままの日本代表入りも見据えている。だからこそ「このキャンプで完ぺきにしていきたい。調子はいいし、このまま上げていけば勝てる。今年こそ」と誓った。太田の鹿児島キャンプは、自身への勝負の場となる。【今村健人】

[2008年2月8日13時36分 紙面から]

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