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暁秀FW内田、スペインデビューだ
<2008年挑戦!!>
スペイン1部の名門アトレチコ(A)・マドリードからオファーを受けている加藤学園暁秀のFW内田将志(3年)が現在、スペインで武者修行中だ。日本人高校生としては初めてのスペインリーグ挑戦。マドリード市内のアパートで母・輝美さんの食事などの面のサポートを受けながら、Aマドリードやレンタル先が有力視されるスペインリーグ2部Aのアルバセーテの練習に参加。デビューに向け猛アピールしている。新天地に懸ける思いを聞いた。
内田は、順調な日々を過ごしている。17日の紅白戦では1ゴール1アシストを記録、19日にはレアル対アトレティコの“マドリードダービー”を観戦し刺激を受けた。
内田 最初は自分が思った以上に、(練習)相手のテクニック、プレス、パスすべてが速くて、戸惑いました。でも、2週間たって疲れは多少出てきたけれど、プレーのほうは慣れてきました。自分の持ち味であるドリブルが通用してきたかなって思っています。
出発直前の昨年12月27日、内田はすでにプロの顔になっていた。
内田 海外でサッカーを仕事にして生活するってことは大変なことだと思う。(Aマドリードから)オファーをもらって海外挑戦の夢は実現したけど、まだ第1段階。とにかくまずは試合に出場することが目標です。
県選抜に2度選ばれてはいるが、まだまだ全国的な知名度は低い。
内田 注目されて行くよりも、活躍したら日本にも情報が届くと思う。突然、日本中に衝撃を与えたいですね。
加藤学園暁秀中3年の春に3週間、Aマドリードの練習に参加し、高校3年夏には同クラブのセレクションを受験している。
内田 海外の選手は体が大きくて、当たりも激しかった。だけどスペインでもスピードなら通用する。夏のセレクションでも、ドリブルの速さと裏への抜け出しを評価してもらったと思います。
海外でプレーする思いは幼いときから強かった。
内田 小学(三島北小)3年の時のフランスW杯でジダンのプレーを見た。ドリブルの速さ、想像力豊かなパス…とにかくすごかった。それから海外挑戦を真剣に考え始めた。父は1度も反対したことはなかったし、高校さえ卒業すればあとは任せるって。両親には本当に感謝しています。自分で決めた道だからこそ、毎日が勝負という気持ちで臨んでいかないといけないと思うんです。
抜群のセンスに、圧倒的な突破力。天才少年と思われがちだが、サッカーがうまくなりたい一心で人一倍、練習を重ねてきた。
内田 本当に18年間サッカー漬けの練習をしてきました。小学生の時はみんなが帰っても1人でボール蹴ったり、中学、高校も人よりも朝早く来てシュート練習したり、居残り練習も欠かさずやりましたね。でも、高校時代は野村(真司)先生に毎日のように怒られたり、足がけいれんするまで走ったり、つらいことも多かった。それでも最終的には海外挑戦という目標があったから、頑張れたんだと思います。
これから厳しい世界の中に飛び込んでいく。
内田 生活が懸かっているし、毎日が戦いだと思う。楽しむとかじゃなくて1日1日が勝負だと思います。わくわくと緊張が半々って感じです。中学校の同窓会では寄せ書き入りサッカーボールをもらい、出発前にはクラスメートから寄せ書きをもらいました。それと何より、今の自分があるのは野村先生の影響が強いと思うんです。みんなの期待と、育ててくれた暁秀(高校)のためにも努力して1日も早く活躍したいと思います。これからも応援よろしくお願いします。【取材・構成=鶴智雄】
[2008年1月31日11時36分 紙面から]
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