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GK山本が清水&五輪レギュラー目指す
<2008年挑戦!!>
今夏の北京五輪へ向け、J1清水のU-23日本代表GK山本海人(22)が闘志を燃やしている。昨年の最終予選では3試合連続完封をするも、出場が決定したピッチには立てなかった。昨年に得た自信と悔しさを胸に秘め、まずは清水での定位置確保、そして五輪本大会でのレギュラーとメダルの奪取を目指す。
山本海には、忘れられないシーンがある。07年11月21日、U-22サウジアラビア代表戦。北京五輪切符獲得の瞬間、山本海はベンチで喜ぶ仲間を見つめていた。その時ベンチにいた選手は、山本海だけだった。
山本海 みんなが喜んでいる中、正直、若干遅れたんですよ。ベンチの選手はゴール裏でアップをしていた。人数の関係でGKの僕だけベンチにいた。そのとき1人だけで考えたときに「終わっちゃったよ」みたいな感じになりましたね。
最終予選では3戦連続完封で脚光を浴びた。だが、4試合目のアウエーのカタール戦ですべてが変わった。1-1で迎えた後半ロスタイムPKを決められ逆転負け。
山本海 決められたのは自分のせいだけど、1人では止められない失点でもあるから歯がゆかった。その後チャンスがないように言われて悔しかったし、どうしたらもう1回上がれるのかばかり考えていました。
味わったのは悔しさだけではない。最終予選では、うれしい出来事もあった。
山本海 2次予選ではサポーターから「山本」って呼ばれていたのに、ホームのカタール戦(07年9月12日)で「海人」って呼ばれていることに気づいた。「あ、海人って呼ばれてる」って。浸透してうれしいなと思いましたね。
代表には定着してきた。あとはレギュラーをどうつかむか。自分に足りないものは「安心感」だという。
山本海 「あいつなら大丈夫」という、どっしりした雰囲気をつくらないといけない。それは練習で毎日こつこつやって築き上げ、自然と出てくるものだと思います。
五輪だけでなく、清水でもレギュラー奪取を狙う。昨季は10月6日名古屋戦でデビューし、見事に完封勝利を挙げた。だが、満足は一切していない。
山本海 今まで一生懸命やってきたものは無駄ではないと思った。今年はエスパルスでも勝負する年。五輪でチャンスをつかむためにも出ることが最低条件になる。とにかく1試合でも多くでること。結果がすべてと思うから、練習試合でも何でも、とにかく結果を残して少しでも多く見てもらえるようにならないと。「使ってみよう」という気にさせられるよう、自分もやるべきことをしっかりやっていこうと思っています。
そして、夏には北京五輪が待っている。目標を聞くと、ちゃめっ気たっぷりにこう答えた。
山本海 五輪代表でも、出場することが目標。出場すれば、過信じゃないけど、メダル圏内にいける自信はある。まずは出場。プラス、おまけでメダルがついてくるみたいな感じです。【構成=浜本卓也】
[2008年1月24日12時12分 紙面から]
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