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カレン08年は五輪生き残り&磐田で優勝

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「優勝!」と08年の誓いを立てたカレン
「優勝!」と08年の誓いを立てたカレン

<2008年挑戦!!>

 今年8月に、いよいよ北京五輪が開幕する。同五輪代表候補のJ1磐田FWカレン・ロバート(22)は、昨年のアジア最終予選で最後の2試合に招集されながら、いずれもベンチ外の屈辱を味わった。雪辱を期す今季は、チームでの出場争いもし烈になる。代表への生き残りと、チームでの飛躍を懸けて、泥臭く“勝負の年”に挑む。

 カレンには最初に、苦い思い出を振り返ってもらった。北京五輪アジア最終予選。11月にようやく復帰できた代表で、しかし与えられたのはスタンドだった。

 カレン 当時、もちろん応援してました。でもそれは「勝てばもう1度、出番が来る」と思っていた部分が大きかったです。悔しい思いはありました。絶対に負けていないと思っていたから。絶対に挽回(ばんかい)できるだろうと思っていたから。だから、勝ってくれないと困ったんです。

 素直に打ち明けた。代表落ちした8月にはない自信が、当時はあったからだった。それは、アジウソン前監督から内山篤監督に代わったことが大きかった。

 カレン 篤さんになって、すごく怒られるようになりました。アジウソンの時は「ボールをすぐに離せ」って言われていたんです。でも、篤さんは前を向かないで後ろへパスコースを探していると怒る。それがありがたい。正直、やっと、きちんと教えられているという実感があるんです。

 カレンはFW歴が、それほど長くない。サッカーを始めた当初はDF。ボランチを経て、高1の途中までは中盤の選手だった。

 カレン FWの動きを学んだのは磐田に来てからです。それまで何となくは分かっていたんですが、本格的な動きは分からなかった。名波(浩)さんらには、すごく細かい指示も受けました。その名波さんが帰ってくるだけに、成長してるなと言われたいですね。

 今季は7得点。2年目に13得点をたたき出して新人王を獲得した男にとっては、物足りない数字だった。

 カレン 7は微妙ですね。2ケタ得点は行けると思っていたから、納得行かないです。しかも、篤さんになってから1点しか決めていない。申し訳ないです。

 そんなカレンの心境が、少しずつ変わってきた。これまで好きな選手を尋ねると、フランス代表でバルセロナFWアンリと答えてきた。ただ、今回は少し違う答えが返ってきた。

 カレン アンリは好きです。好きだけどマネできない。でも(イタリア代表のACミランFW)インザーギはできそうなんです。06年W杯1次リーグのチェコ戦(2-0)はすごかった。(2点目の場面は)最後までパスしなかったですもん。あの貪欲(どんよく)さをマネしないといけない。

 泥臭くていい-。これまでにはない思いが芽生えたのは、今季が“勝負の年”だと分かっているからだった。最後に力強く語った。

 カレン 今年は万代ら、チームにFWがたくさん来る。そこで競争していけばモチベーションも保てるだろうし、危機感も持てるはず。2ケタ得点は行かないといけないし、五輪にも行きます。そして、何でもいいから優勝したいんです。まだ1度も経験していないので、優勝してみんなで写真に写りたい。それが今季の自分の目標です。

【取材・構成=今村健人】

[2008年1月10日11時26分 紙面から]

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