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藤枝東、ボランチ石神はチームの「心臓」
全国高校サッカーで決勝(14日)に進出した藤枝東が、流通経大柏(千葉)戦に向けて9日、藤枝市総合グラウンドで始動した。午後4時から約1時間、ゲーム形式の練習を行った。準決勝までの5試合で、豊富な運動量で攻守に安定した活躍を見せるのが、右ボランチのMF石神幸征(3年)だ。決勝の舞台でも「汗かき役」となって37年ぶり優勝に貢献する。
ふじ色軍団が決戦に向けて動きだした。約1時間半、リラックスムードでランニングや5対5のパス回し、シュート練習を行い軽く汗を流した。服部康雄監督(51)は「始まったばかり。明日(10日)からはビシッとやるよ」と笑顔で話した。
再始動初日からキレのある動きを見せたのは石神だ。6日の準決勝・高川学園(山口)戦。前半11分にMF河井陽介(3年)の決勝弾が生まれた裏には、石神のプレーが光った。左サイドでいったんファウル気味のプレーで倒されるも、転んだままの姿勢でボールを奪い返し、河井、石神、FW松田純也(3年)の華麗なパスワークからの得点につながった。「あのシーンは強烈に覚えてますね。ファウルだと思ったんだけど…。執念です」と振り返る。
このゴールを生んだのは、藤枝東OBで78年の県選手権でベストDFを獲得した父恒行さん(47)からの1通の携帯メールだった。1回戦の香川西戦後、「ポジショニングが下がりすぎている。もっと前に出ていけ」と指摘された。「本当に感謝です。2、3試合目とリズムに乗ることができたし、高い位置でプレーできるようになった」と石神。
攻撃だけではなく、80分間、間断なく走り回り、相手攻撃の芽を着実に摘んできた。DF小関教平(3年)は「あいつはチームの『心臓』ですね。レギュラーがみんな大事ですけど、いなくなったらマジでやばいのは石神ですね」とイレブンの思いを代弁する。
決勝の相手は昨夏の総体で敗れた宿敵・流通経大柏。「夏はただ蹴るだけのサッカーになってしまった。次はイージーミスだけはしないように気をつけて、グラウンドを広く使って大きな展開をしていきたい。絶対にリベンジしたい」とキーマン・石神が闘志を燃やした。【鶴智雄】
[2008年1月10日11時26分 紙面から]
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