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清水・長谷川監督、就任4年目勝負の年
<2008年挑戦!!>
J1清水の長谷川健太監督(42)は、今季で監督就任4年目を迎える。就任1年目こそ残留争いを経験し15位に終わったが、2年目以降は2年連続4位と着実に結果を残してきた。同時に、目指すべき指揮官像の輪郭も明確になってきたという。勝負の年と位置づける08年。覇権へ向けての意気込みを熱く語った。
2年連続4位で迎えた08年-。清水を率いる長谷川監督の視線は、まっすぐ一点だけに向けられていた。
長谷川監督 目標はタイトル。そのために契約を(2年間)延長しましたし、取る自信がないと延長してもしょうがない。
エスパルスの指揮官となって4年目。長谷川監督本人は、この3年間をどう感じているのか。
長谷川監督 1年目から、もっとやれると思っていた。甘かった。1年目で厳しさを味わったけど(05年度)天皇杯で、あそこまでいけた(準優勝)のがベースをつくれた要因だと思う。でも、3年間でタイトルを取れなかったのは本当に悔しいですけどね。
だが、3年間で自分が目指す指揮官像は、はっきりしてきた。
長谷川監督 理想の監督像はない。人のまねをしても、それは物まねでしょ。自分のスタイルを構築していきたいと思うよね。僕はなかなか勝負事って割り切れないから、勝てない試合もあるかもしれない。でも、人間くさい監督でいいんじゃない? 甘さかもしれないけど、自分らしさを変えるつもりはない。
勝利に徹してもっと非情になるべきか-。長谷川監督は悩み、考えた。だが迷いは吹っ切れた。1年目にはDF青山直晃(21)やMF兵働昭弘(25)ら若手の頑張りと成長を信じ、起用し続けた。その成果が2年連続4位となって表れた。
長谷川監督 人間くささは捨てきれない。それで遠回りしているかもしれないが、それが自分。迷ったこともあったけど、「冷たくならないと」って思ったりもしたけど、それは自分らしくない。すべてが勝利至上主義ではない。自分のスタイルで勝ちたいと思う。
J制覇への手応えと課題をつかんだ07年から、勝負の08年へ-。色紙に今年の意気込みをお願いすると、指揮官は「タイトル“奪首”」とペンを走らせた。“タイトルを取る”という意味と“必ず首位を奪う”という意味を掛け合わせたところに、覇権への強い決意がにじんだ。最後に、12番目の選手であるサポーターにメッセージを送った。
長谷川監督 観客数も増えているし、みなさんの期待や声援はしっかり届いています。それには応えなければいけない。今年も熱い声援をぜひ、よろしくお願いします。
リーグ戦開幕は3月8日。今年も健太エスパルスから目が離せない。【取材・構成=浜本卓也】
[2008年1月9日11時51分 紙面から]
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