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藤枝北、橘にPK戦勝ち/高校サッカー
<高校総体サッカー県大会>◇19日◇常葉グリーンフィールドほか◇2回戦16試合◇35分ハーフ
昨年4強の藤枝北はPK戦の末に常葉学園橘を下し、2年連続で第1シードの強豪を撃破する金星を挙げた。GK大村智哉主将(3年)を中心に堅守を見せ、昨年の4強超えへ向けて勢いに乗った。昨年覇者の浜名は3-1で袋井を下し、好発進。初出場の浜松開誠館、浜松市立は県初勝利を挙げた。
止めれば藤枝北の勝利が決まるPK戦4人目。GK大村主将はセンターサークルの仲間が目に入った。相手キッカーと中学時代にチームメートだったMF吉井が見抜き、藁品経由で伝わった「左に蹴るぞ」の指示。大村は迷わず藁品の手が指す方向に飛んだ。「仲間を信じたら結果がついてきた。すごいうれしい」。ボールを高々と蹴り上げた大村を中心に歓喜の輪が広がる。「団結力です」。全員でつかんだ金星に、大村は胸を張った。
最後まで冷静だった。山崎康司監督(49)は「PKは想定内。2週間前から練習していました」。PKをメニューに組み込み、多い日には50本も行った。「自信はあった」(大村)。「やると思いましたよ、大村が」(藁品)。平常心を失わない強さが、藤枝北には備わっていた。
PK戦までの90分間も、集中力を切らさなかった。常葉学園橘の両サイドからの猛攻にも、全員がゴール前で体を張った。約4倍となる21本のシュートを浴びたが、移動バスで見たドイツW杯のイタリア代表のようにゴールに鍵を掛けた。
結束力を深めつつ、今年も強烈な風を吹かし始めた藤枝北。だが、ゴールはここではない。「橘に勝って自信が確信に変わった。でも最終目標は4強の先」(大村主将)。20日の静岡北戦で、昨年超えへ一気に加速する。【浜本卓也】
[2007年5月20日10時15分 紙面から]
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