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U16県選抜が劇的勝利!/国体サッカー

決勝弾を放ったFW鈴木の上に覆いかぶさって、喜びを爆発させる静岡イレブン
決勝弾を放ったFW鈴木の上に覆いかぶさって、喜びを爆発させる静岡イレブン

<のじぎく兵庫国体サッカー少年男子:静岡1-0埼玉>◇1日◇兵庫・淡路佐野運動公園第2サッカー場ほか

 サッカー少年男子の県代表イレブンが、優勝候補NO・1の埼玉に劇的勝利を収めた。U-16日本代表4人を擁し、技術で上回る埼玉相手に「リトリート=後退」戦術で対応。チーム結成時から、磨きをかけてきた堅守でリズムをつくり、延長後半ロスタイムにFW鈴木翔悟(磐田ユース)が値千金の決勝弾を決め、1-0で競り勝った。今日2日の2回戦では大分と対戦(午後1時30分、淡路佐野運動公園)する。

 1回戦から「王国対決」となった埼玉との大一番は、国体史上に残る熱戦となった。0-0の延長後半ロスタイム。PK戦を見据え、PKを得意とするGK井川貴光(浜松開誠館1年)を投入した直後、井川からのボールが中盤を経由して鈴木のもとへ。鈴木はドリブルで突破し、値千金の決勝弾を決めた。イレブンは鈴木に駆け寄り、重なりあって喜びを大爆発させた。直後に終了の笛が鳴ると、杉山秀幸監督(33)も選手と抱き合って喜んだ。

 相手は最強軍団だった。登録16人中14人が浦和の下部組織に所属している。浦和の「黄金世代」と呼ばれ、昨年は高円宮杯と日本クラブユースで全国2冠を達成した選手だ。うち4人はU-16日本代表で先月にアジアを制した。その相手に戦術で勝った。

 9月29日午前中にミーティングを開き、守り勝つことを確認した。「ある程度リトリートして、空いたスペースを狙う作戦。狙い通りやってくれた。100%勝ちにこだわった」と杉山監督。引き気味に守って、相手にボールを持たせ、カウンターを狙った。攻守の切り替えが遅い相手の弱点を突くなど、スカウティングの勝利でもあった。

 鈴木は「相手は強いと思っていたけど、試合が始まったら行けると思った」。右ひざ痛ながら強行出場したDF鍋田圭吾(清水ユース)は「みんな気持ちが入っていた。引いて守るのは慣れていないけど勝てばいい。感動した」と大興奮。DF松本陽介主将(清水商2年)も「開会式で国体がすごい大会だと知り、モチベーションが上がった。埼玉を破ったからには優勝するしかない」。勢いに乗ったイレブンは、2年ぶりの頂点を目指して突き進む。

[2006年10月2日11時7分 紙面から]


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