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清水サイド展開に課題/ノボリ

<ノボリのスーパーFC(フリーコラム)>

 清水は浦和に0-1で敗れて2連敗となった。内容は悪くなかった。いい形の攻めもあったが、今季リーグ最少失点を誇る浦和守備陣にゴールは阻まれた。相手は高い位置からプレスをかけてきたし、FWマルキーニョスの好シュートもGKにはじかれた。

 清水はMF藤本とMF兵働が不在で、攻撃の形が少し崩れた場面があったが、全体的に中盤の構成はよかった。サイドに展開してからが課題だった。単純にゴール前にボールを放り込んでは、浦和DF陣にはね返された。センタリングの精度をもっと高めてほしい。また、センタリングだけでなく、内側に切れ込んで崩す動きなど、変化もほしかった。

 それでも元日の天皇杯決勝の浦和戦に比べれば、個々の選手もチームとしても成長したと思う。特にDF青山やMF枝村ら若い選手が経験を積んだのが、大きいだろう。

 リーグ戦は残り10試合、清水は首位G大阪と勝ち点11差になった。正直、優勝は厳しくなったと思う。G大阪も2位浦和もなかなか崩れない。近年優勝争いを繰り返してきた経験が、勝負どころで生きている。ただ、清水も可能性が消えたわけではない。追う立場だし、失うものもない。とにかく優勝を目指す思いを込めて、1試合1試合を全力で戦ってほしい。

 次節は福岡戦、その次はC大阪戦だ。両チームは残留争いもあって、がむしゃらに来るだろう。戦いにくい相手だ。決して侮らずに臨むことだ。(元日本代表MF沢登正朗)

[2006年9月26日10時13分 紙面から]


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