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今の浦和に勝てるのは清水だけ/ノボリ

<ノボリのスーパーFC(フリーコラム)>

 22日は、静岡スタジアムで清水-浦和戦、エスパルスにとって首位相手の大一番です。浦和はタレントぞろいで、MF小野も戻ってくる。でも、僕は断言しましょう。今の清水なら浦和と対等に勝負できる。今の浦和に勝てるチームは清水だけ、とさえ思う。

 まず、浦和の攻撃を恐れないことです。ずるずるとラインを下げては駄目。むしろ「攻撃は最大の防御」と、積極的に攻めていくことです。清水は15日に1-3で鹿島に敗れたけど、スコアほど内容に差はなく、相手のしたたかさにやられた形だった。いい攻撃の形をつくっていた。

 浦和攻撃陣は、ワシントン、小野、長谷部、アレックス(三都主)やポンテと高い能力を持った選手は多い。でもサッカーは1人でやるものではない。ベッカム(イングランド代表)が11人いても勝てないし、浦和にロナウジーニョ(ブラジル代表)が11人いるわけでもない。野球でも、4番打者タイプをそろえたチームが勝つとは限らないでしょう。必ずすきはある。浦和の場合は、守備に穴ができがちです。

 浦和は3バックだから、まず両サイドの裏を狙うことが鍵になる。相手センターバックやボランチを引っ張り出す。そこで中央を使う。サイド攻撃一辺倒になったり、チョとマルキーニョスがサイドに張っているだけだと、崩すのは難しそう。ポジションチェンジやボランチの攻撃参加などで、サイド&中央で好機をつくってもらいたい。

 アレックスに対する右サイドバックは、速さで対抗するなら市川、守備重視なら森岡だろう。健太監督がどう決断するか、注目したいです。

 浦和とは元日の天皇杯決勝で対戦し、敗れている。当時、若い選手の中には初めて浦和と対戦した者もいる。その若手が今季はまた自信をつけてきたし、同じ相手にまた負けたくはないでしょう。最後は気持ちの勝負だよ。何しろこのまま浦和に無敗で首位を走られては、面白くないからね。ここで清水に流れを切ってほしい。そうすれば「今季のエスパルスは違う。強い」と、日本中に印象付けられるはずです。(元日本代表MF沢登正朗)

※次回は25日掲載の予定です。

[2006年4月21日11時54分 紙面から]


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