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島田商OBのオリックス仁藤が自主トレ
島田商OBのオリックス仁藤拓馬投手(19)が、元日から母校で自主トレーニングに励んでいる。1年目の昨年は、3月に右ひじを手術。1、2軍ともに登板はなかったが、既に遠投ができるほどに回復。2年目の今季は「2軍で5勝して1軍昇格、登板」を目標に、2月の春季キャンプからプロ初のブルペン入りする予定だ。
プロ2年目を迎えた仁藤が、母校で精力的に練習を積んでいる。筋力トレーニングを中心に、元日から始動。「ひじの状態は80%以上、戻ってきた。体づくりに1年専念できたのは、中途半端より逆に良かった。余計なものだけ落ちて、下半身のパワーは増えた」と1年の出遅れもプラス思考にとらえている。体重は入団当初より約10キロ減の80キロ弱、体脂肪は12%と引き締まった。表情には、巻き返しに懸ける今季への意欲がみなぎっていた。
念願のプロ入りを果たした07年は、苦難から始まった。自主トレ中にボールを投げた際「ゴリッと音がした。びっくりした」。右ひじ内側側副靱帯(じんたい)の完全断裂。3月22日に群馬県内の病院で1時間30分に及ぶ手術を受けた。4カ所25針。1カ月間後にギプスを外した際には、ひじがほとんど曲がらなかった。
中身が空のペットボトルを持って、可動域を広げる段階からリハビリを開始した。7月19日のキャッチボール再開まで119日。山なりで約10メートルの距離だったが「距離に関係なく、ボールが握れてうれしかった。ケアの大切さが分かった」。小学3年で野球を始めてから最長のブランクにも、周囲のサポートで精神的に切れなかった。けがの選手は寮から外出禁止だが、先輩と一緒なら休日と前日の夕食のみ可能。島田商の先輩・牧田勝吾内野手(33)らが食事に連れ出してくれ、ストレスをためずに済んだ。「静岡の人は本当に優しい。静岡に生まれて良かった」と感謝する。
今季の目標は明確だ。「まずは、けがせず投げる。4、5月から2軍で登板して5勝以上。終盤に1試合でも1軍で投げたい」。08年、最速145キロ右腕が復活を遂げる。【斎藤直樹】
[2008年1月9日11時20分 紙面から]
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