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常葉学園菊川、大垣日大返り討ちだ

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投球練習を行う常葉学園菊川・田中投手。左は森下監督
投球練習を行う常葉学園菊川・田中投手。左は森下監督

 第89回全国高校野球選手権(甲子園)で春夏連覇を目指す常葉学園菊川の準々決勝(20日、午後1時30分)の相手が、センバツ決勝で下した大垣日大(岐阜)に決まった。18日午前に組み合わせ抽選が行われ、午後は鳴尾浜臨海球場で約2時間30分の練習。田中健二朗投手(3年)らが「セットメニュー」と名付けられた特別練習に取り組み、1年前の初心を取り戻した。

 春夏連覇へ残り3試合となった。マイペースな常葉学園菊川には珍しく、新チーム結成直後以来約1年ぶりに「セットメニュー」という特別練習に取り組んだ。全野手がホーム後方に集合し、投手に声援を送る。緊張する状況で、5分間ど真ん中投球→一塁けん制10球→9回2死満塁カウント2-3を想定して連続10球、と進んだ。エース田中は10球連続のストライク締め。普段は辛口の佐野心部長(40)を「初めてできた。すごいよ」とうならせた。

 特別練習は、3回戦で5回3失点KOのエース田中を奮起させるものだった。「他の選手を入れたのは『頼むぞ』という思いを(正面から)見せてやるため」(佐野部長)。前日には佐野部長と田中が一緒に風呂に入った。裸の付き合いで、新チーム結成当初の思いをぶつけ合った。左腕エースは「腕が振れた。最初のころを思い出せばいい投球ができる。初心に帰ることでフォームも戻れる」。「センバツ優勝投手」の重圧を断ち切った。投球を受けた石岡諒哉捕手(3年)は「昨日より顔つきがよかった」と話した。

 準々決勝の相手は2度下した大垣日大となった。森下知幸監督(46)は「そうそう点は取れない。健二朗にかかる期待は大きい」。初心を取り戻した田中が、エース対決を制す。【斎藤直樹】

[2007年8月19日12時23分 紙面から]


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