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常葉学園橘、創部45年目初V!/高校野球
<春季高校野球県大会:常葉学園橘15-3東海大翔洋>◇4日◇草薙球場◇決勝
決勝は常葉学園橘(中部4位)が15-3で東海大翔洋(同3位)に大勝し、創部45年目で春夏秋を通じ県初優勝を飾った。7回表、4番杉山慶介左翼手(2年)が左翼へ満塁本塁打し、試合を決めた。両チームは18日に開幕する東海大会(岐阜)に出場する。3位決定戦は静岡(中部1位)が12-2で小笠(西部4位)に7回コールド勝ちした。
4番の一振りが、両チーム合計27安打の乱打戦に決着をつけた。7回表2死満塁。杉山がカウント0-1から内角カーブを振り抜くと、打球は風にも乗って左翼芝生席に吸い込まれた。「序盤にチャンスで凡退してしまっていた。また先輩たちが回してくれて、気持ちで打てました。決勝で満塁本塁打を打ててホッとしました」。1、2回の満塁機は、併殺打と三塁ゴロ。2年生主砲は、高校通算12号を安堵(あんど)の表情で振り返った。
地区大会から県準決勝まで28打数7安打と、今大会の打撃結果には不満足だった。「それでも4番で使ってくれる監督の気持ちに応えたかった。迷惑を掛けたくなかった」。普段は寮生活だが、1週間に1回自宅に戻ると、父俊明さんにスイングチェックを受ける。父は富士宮北で80年センバツに出場した三塁手。「スイングが遅い」と指摘を受けると、朝練習だけで約300本ものティー打撃に励んできた。努力がようやく実を結んだ。
杉山を含め、チーム全体が昨秋から悔しさをかみしめてきた。県大会決勝で常葉学園菊川に5-6のサヨナラ負け。舘岡昇主将(3年)は「途中まで(4-0と)勝っていたし、力の差はなかった」と感じていた。しかし、その後の結果はセンバツVの菊川に対し、橘は東海大会初戦で0-10の5回コールド負け。紙一重の差で明暗が分かれることを知ると、今大会では「ピンチでも1つ1つアウトをとる」ことを心掛けた。冬場は選手の自主性を伸ばすことに重点を置いた小林正具監督(44)が「自分たちで考えるから大崩れしなくなった」と評価するチームに成長した。
県内きっての強豪だが、意外にも夏冬含め創部45年目で県初優勝。勢いに乗って東海大会でも大暴れする。【斎藤直樹】
[2007年5月5日10時40分 紙面から]
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