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翔洋が県切符、先発全員16安打/高校野球

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勝ち越し適時打を放った東海大翔洋・鈴木仁主将
勝ち越し適時打を放った東海大翔洋・鈴木仁主将

<春季高校野球県大会:東海大翔洋8-4小笠>◇3日◇草薙球場◇準決勝2試合

 東海大翔洋(中部3位)と常葉学園橘(同4位)がともに逆転で、初の春季東海大会(18日開幕、岐阜)出場権を獲得した。東海大翔洋は8-4で小笠(西部4位)を下した。7回裏1死満塁、6番鈴木仁主将(3年)が左前に勝ち越し適時打を放った。常葉学園橘は6-5で静岡(中部1位)に競り勝ち。8回裏1死満塁から渡辺章将主将(3年)が、右中間に逆転3点三塁打した。4日は草薙球場で3位決定戦、決勝が行われる。

 東海大翔洋の左投手対策が奏功した。小笠の変則左腕・藤江に対し、先発全員の16安打。4-4の同点で迎えた7回裏、3連打で1死満塁とすると、鈴木仁主将が三遊間を破る勝ち越し適時打を放った。「応援が聞こえていたので心強く打てました。調子は悪くなかったので、打てる気がしていました」と喜んだ。

 今季の県内にはセンバツVの常葉学園菊川をはじめ、静岡、静岡商など左腕エースのチームが多いため、大会前から左対策を積んできた。通常は右投手から始める打撃練習も左のカーブからに変更した。滝公男監督(50)は「とにかく左を意識させている」と話す。この試合では左打者だけで12安打を放った。

 スポーツ特待制度に関連し、大会直前に複数選手の出場登録を変更した。滝監督は「人間は一生のうちで耐えなければいけないこともある。外から見たことをベンチに還元してくれれば、一回り大きくなる。必ずいいことがあるから我慢しろ」と当該選手を諭した。鈴木仁は「出られなくなった人たちの分もと思っていた」という。スタンド組を含めた全部員の力を結集し、今日初優勝をつかむ。【斎藤直樹】

[2007年5月4日12時20分 紙面から]


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