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菊川、富士宮西に逆転負け/高校野球
<春季高校野球県大会:富士宮西6-5常葉学園菊川>◇28日◇浜松球場ほか◇1回戦8試合
春季県大会が開幕し、センバツ優勝の常葉学園菊川(推薦)が5-6で富士宮西(東部5位)に逆転負けした。甲子園から帰静後の初公式戦で黒星を喫した。6回まで4-3と1点リードも、7回表に先発の中川雅也投手(2年)が5安打を浴びて逆転された。甲子園のベンチ入りメンバーはスタメンに4人だけ。経験不足を露呈した。不戦勝の常葉学園橘を除く1回戦勝利の7校は、夏の県大会のシード権を獲得。29日は2回戦4試合が行われる。
センバツVの常葉学園菊川が昨年9月9日、西部地区大会準決勝(対浜松工)以来の敗戦を喫した。森下知幸監督(46)は「残念でした。このぐらいですね。練習はしているから打つだけ投げるだけはできるけど、勝負どころで仕掛けられない。ゲーム経験が足りない」。スタメンの甲子園経験者は4人だけ。全国優勝経験を持つチームが、経験不足を露呈して敗れるという皮肉な結果になった。
試合前日に出場登録メンバー7人、野球部長を入れ替えた。学校として5月2日が締め切りとなる「選手または部員を理由としたスポーツ特待制度の有無」について高野連への報告はしていない。しかし、最悪のケースを想定し、大会途中で出場不可能になる選手を出さないための判断だった。連打で逆転された7回表には、スタンドから「タイムを取れ! 流れを切れ!」と助言が飛んだ。しかし、フェンスを通した声は、マウンドまで届かなかった。
甲子園出場組は、貫録のプレーでチームをけん引した。3番酒井嵩裕遊撃手は、初回の先制本塁打を含む2安打。4番中川(ともに2年)は3打席連続二塁打を放った。それでも中川は「打撃はよかったが、投げる時に集中力が足りなかった。『いつもの人がいなくても勝てる』と言っていたけど僕が壊してしまった」と反省を口にした。
シード権を逃し、夏は1回戦からの登場となる。森下監督は「絶対何としても勝ちたい。一生懸命前向きにやったことは、次につながると思う」。春夏連続全国優勝へ目標を切り替え、常葉学園菊川が再スタートする。【斎藤直樹】
[2007年4月29日11時20分 紙面から]
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