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常葉学園菊川全勝、中川満弾/センバツ
<3・23センバツ開幕 菊川大輪舞台>
センバツ(23日から12日間、甲子園)に出場する常葉学園菊川が18日、東邦(愛知)と練習試合(ダブルヘッダー)を行った。レギュラー組が出場した第1試合、中川雅也左翼手(2年)の満塁本塁打などで8-1と快勝。続く第2試合も2-1と逆転勝ちした。これで大会前の練習試合をすべて終了。8戦全勝で本番に臨む。19日は午前9時から菊川市役所で出発式を行い、大阪入りする。
常葉学園菊川打線のキーマン・中川が、大好物の右投手を相手にグランドスラムで存在感を示した。0-0で迎えた3回裏2死満塁。真ん中の直球を振り抜くと、打球は右中間フェンスを越えた。「狙い球は絞ってなかった。ボールでも何でも、来た球を打つつもりでした」。高校初の満塁弾にして通算5号を、淡々と振り返った。
初戦の相手は、プロ注目右腕・佐藤由規投手(3年)を擁する仙台育英に決まった。中川はレギュラーで唯一の左打ち野手。切れの鋭いスライダーを持つ佐藤に対し、大きな期待が掛かる。「僕らのチームは右打者が多いので、左が頑張らないと。今まで左ばかりで嫌だった」。今季レギュラー組が出場した練習試合では、この日初めて右先発投手と対戦。右打者が外角へ逃げるスライダーに苦しむ中、6回にも中前打を放つなど中川の打撃は光った。
これまで投手を兼任していたが、打撃に集中できる環境が整っていた。組み合わせのあった15日、バッテリー担当の佐野心部長(40)から打者専念を伝えられた。中学時代から投打両面で活躍していたが「どっちかがいいと、どっちかがダメだった。不器用なので。(この日も)両方だったらダメでした」。入学直後に「組長」のあだ名をつけられた風格の持ち主は、俳優・高倉健氏ばりのセリフを残した。
練習試合8戦を全勝で終え、19日に大阪入りする。森下知幸監督(45)は「(選手たちは)自信を持ったんじゃないかな。チームとしてやれるぞと」。愛工大名電、東邦など、甲子園常連校を撃破したプライドを胸に、菊川ナインが決戦の地へ向かう。【斎藤直樹】
[2007年3月19日12時12分 紙面から]
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