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常葉学園菊川が初V/高校野球

秋季東海大会で初優勝を果たした常葉学園菊川の選手たち
秋季東海大会で初優勝を果たした常葉学園菊川の選手たち

<秋季高校野球東海大会:常葉学園菊川3-0中京>◇5日◇三重・四日市市営霞ケ浦球場◇決勝

 常葉学園菊川が3-0で中京(岐阜)を下し、初優勝した。県勢の優勝は、96年の浜松工以来10年ぶり。県大会決勝以来の登板となった先発の戸狩聡希投手(1年)が、7回を6安打無失点と好投。2回裏には先制点をたたき出すなど、打撃でも貢献した。常葉学園菊川は来春のセンバツ出場を確実とし、明治神宮大会(11日開幕)の出場権も獲得した。

 県大会を打撃力で圧倒した常葉学園菊川が、バッテリーを中心とした守備力で、春秋通じ初の東海制覇を果たした。県大会以来の登板となった戸狩が、7回を6安打5奪三振で無失点の好投。8回からは、エース田中健二朗(2年)が3奪三振で打者6人を完全に抑え込んだ。森下知幸監督(45)は「戸狩は初めてだが、よく放った。行けるところまでと考えていたが、7回は万々歳です」と喜んだ。

 戸狩の好投で連戦となる明治神宮大会へ向け、先発2枚の計算が立つようになった。唯一のピンチだった7回表1死二、三塁は、直球で連続三振。「(田中)健二朗さんが昨日よかったので、僕も抑えようと思った。無失点でいこうと飛ばしました」。最速134キロの直球に加え、県大会前に覚えたばかりのカットボールも効果的だった。

 森下監督が優勝の立役者と評価するのが、両左腕を支える石岡諒哉捕手(2年)だ。勝因について「バッテリー。投手もですが、県大会から石岡がすごくよくなった。苦しいところを全部救ってくれた」。決勝では走者を2度刺した。準決勝でも、相手の大垣日大・阪口慶三監督(62)が「リードが素晴らしかった」と絶賛。甲子園出場24度の名将をうならせた。

 県大会では4試合連続コールド勝ち、1イニング10得点など、打撃力が目立っていた。それが東海大会に入ると3試合で失点2と、守備力で頂点に立った。攻守にバランスが取れた常葉学園菊川が、全国舞台でも大暴れする。【斎藤直樹】

[2006年11月6日12時7分 紙面から]


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